会社の帰り、午後10時過ぎ。
市ヶ谷の駅のすぐ近くの横断歩道を渡りおえた約10秒後。
背後で
「ドン、キィィィィィィーーーー」
という大きな音がした。
振り返ってみると後ろの左1/3がぐちゃぐちゃになった国産セダンが交差点の真ん中で円弧を描いて、反対車線側の歩道との間の鉄柵の直前でほぼ180度回転した状態で止まる。
円弧の元の方を見ているとまえの左側がぐちゃったシルバーのBMW。
お互い、真後ろ・真正面が無傷なところを見ると、後続車のBMWが交差点の赤信で止まっている車を追い抜こうとしてずれきれなかったのかなぁ。
その双方の搭乗者が車を降りると、そのまま(つまり道路の反対側同士)距離をとったままの立ち位置で声を交わすことなく携帯で電話し始めた。
保険会社に連絡しているのか友達に連絡しているのか警察に電話しているのか顧問ヤクザさんに連絡しているのかわからないが、二人とも(体格はだいぶ違うが)鏡で映したように携帯。
この緊急事態において当事者が取った行動が相手のところに行って「ごめんなさい」でも「だいじょうぶ?」でもなくそれぞれが遠隔の第3者とおしゃべり、というのはとってもなんだか不思議。
都会って怖い。
そして現場周辺には焦げ臭い感じが立ちこめていた。
後から気がついたが、会社を出るのが後10秒遅かったらスリップする車にぶつかっていたかもなぁ。
壊れ具合を見ると断然国産車の方がひどい。
同じ衝撃を受けてこれだけ壊れかた違うんだからやっぱりBMWって丈夫安全なんだなぁ

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