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2008.11.01 13:00

新宿駅最後の小さなお店ベルク 個人店が生き残るには? (P-Vine BOOks)

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新宿駅最後の小さなお店ベルク 個人店が生き残るには? (P-Vine BOOks)新宿駅最後の小さなお店ベルク 個人店が生き残るには? (P-Vine BOOks)
井野朋也(ベルク店長)


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新宿に住んでからある種のカルチャーショックを受けた喫茶店「ベルク」の店長の本。
住む前に持っていたステレオタイプの"新宿のイメージ"にある面でぴったり当てはまるような、別の面で正反対にあるようなお店だった。

独立系でファストフードをするという発想。
下世話にも見える店の外見。
ざわざわとしつつも核となるノイズのない店内。
200円のコーヒー、300円のビールを飲みにその何倍か交通費をかけてやってくる常連客。
調べてみたら原価率40%というキチガイさ。

テナントの立ち退き要求に反抗するため

この本をビジネス書とみるかファンブックと見るかで全然読み方が大きく変わってくるだろう。
ファンブックとしてはかなり練り込まれている。
数ページのインターバルで大きく矛盾が出てきてしまったりするのも、かえってファンへのメッセージっぽくて受け入れられるのではないか、と。
ファンはこれ呼んだらまたすぐ足を運びたくなるだろう。

後ろの方になると急に駅ビルへの恨み節みたいになってしまうのがイマイチ。
駅ビルの新陳代謝に必死に対抗する記述が続く。
傍目にはビルのオーナーが変わったんだからしょうがないんじゃないか、等と思ったりするのだが、必死に抵抗している。それならば、隣のビルなどでなく、「なぜベルクがそこの場でなければならないのか」を書くべきであると思うのだが、その記述はあまりない。
この本はその意図があって書かれたモノなのは分かるのだが、直接どかどかと書かずにもうすこしそれを滲ませるというか読者がうっすらその気をくみとれるような書き方がないモノか。
読後の後味が良くない。

それにしても、文末が「〜ですね。」で終わる文章はすんなり読めずなんだか気持ち悪い。
必ず「〜なんだ。」とつけてくるチャットも気持ち悪い。
そこまで受け手の解釈に入り込んで来ることもなかろう、と。
もう少し受け手の解釈の自由を担保してくれ、と。
これは好みの問題?

  
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