![]() | 新・資本論 僕はお金の正体がわかった (宝島社新書) 堀江 貴文 Amazonで詳しく見る by G-Tools |
ホリエモンは話がうまいのだと思う。
特に詭弁を上手く単純化して説得力を持たせてしゃべるのが。
(まぁ、詭弁というのは得てしてそういうものだが。)
もう人の世話になりたくないみたいな人とか、人としゃべるのがイヤだとか自ら助けを求められない人、あるいは役所に「そんなのまず努力してから来なさい」とかいわれて、「はい、すいません」って引き下がっちゃう人が餓死しちゃったりとかしているのは事実。だけど、これも誤解を恐れずに言うと、それはその人の個性の問題に近い。ア割の人がナントカ助けてあげられれば良いんだろうけど、自ら関係性を立っていたりして、周りの人も手の差し伸べようがないってケースも少なくないと思う。
というのは注意深く読まないと「そうか」と思ってしまうだろう。
2度目読み返すと、いやいや、そうじゃないだろう、と気付く。
会話に2度目はないので1度目の勢いで納得してしまう。
敗れたとはいえ亀井静香の政治生命を奪うべく喧嘩をふっかけられる彼だからこそ言える(言ってしまう)一言なんだろう。
そういうエンタテイメントが彼の言葉には存分に潜んでいる。
しかし彼の言葉も本書ではあまり見られない。
飲み屋かどこかでやった対談をまとめました、と言う感じの本で内容がない。
結局35年ローンと銀行は国民を騙してケシカラン、と言う程度の話で終わってしまっている。
タイトルの「新・資本論」はどこへ言ったんだ、という。
株価100分割の話とかにちょっと白々しい後付けが書かれていたりもして1冊を通しての論点がブレブレになってしまっている。
彼の本格的社会復帰の足がかりとしてはだいぶお粗末な本だった。


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