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2010.01.03 15:30

忘却の整理学

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三が日に読んだ本の中から3冊だけ、読後メモを。

448084290X忘却の整理学
筑摩書房 2009-12-12

by G-Tools
4480020470思考の整理学 (ちくま文庫)
筑摩書房 1986-04-24

by G-Tools
この古典の続編。 この本、未だに下宿近くの本屋で常にランキングに入っている。 それほどインテリの好みそうな場所でもないのだけれど。

思考の〜が86年だから、まさかの23年越しの続編。
思考の〜がどうしても内容が古めかしく読めてしまう(おおざっぱに言ってしまえばPC前提の生活の前の話)が、本書はそのまま今の生活に当てて読むことができる。

タイトルは「整理学」となっているが、エッセイ集で堅苦しくない。
(エッセイ「集」なので、本書内で何度も同じ内容が繰り返されたり、思考の〜とかぶっていたりする)

記憶と表裏をなす忘却があるという考えである。 ナマの知識は使い物にならない。忘却をくぐらせて枯れた知識のみが新しい知見を生み出す。 大工は生木で家を建てない。

が本書のテーマ。

学校の時間割は授業の後に休み時間でなく、休み時間の後に授業を行うのが正しいらしい。
覚えて(授業)から忘れる(休み)より忘れて頭をさっぱりさせてから覚える、ということで。

読み終わったあと、「馬鹿は忘れ忘れ言え」と言うセリフを思いついて、何かの時に言ってみたいとおもった。
忘却の淘汰に勝ち残った「馬鹿」にはきっと哲学が含まれているだろう。

  
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